協会概要

群馬県自閉症協会は・・

 昭和48年頃、自閉症児を育てる親たちが、子供たちが安心して過ごせる場、親たちの情報交換・親睦の場として集い、群馬県自閉症児親の会が発足しました。平成元年、全国組織である日本自閉症協会が法人化されるのと同時に社団法人日本自閉症協会群馬県支部となり活動を続けて来ましたが、社団法人日本自閉症協会の組織変更に伴い、平成20年3月に群馬県自閉症協会と名称を変更しました。
 この会は、自閉症をはじめとする発達障害児者及び家族、及びとりまく地域社会に対して、自閉症をはじめとする発達障害児者への理解、適切な教育・福祉の向上、正しい知識の普及、地域社会への啓発活動に関する事業を行っています。
障害者・健常者を含めたすべての人がその命を尊重され生きることのできる社会実現に寄与することを目的としています。
 最近では、自閉症の障害特性の理解が徐々にではありますが深まり、診断できる医療機関も増えてきました。しかしまだまだ自閉症がうまれつきの脳の障害であることを知らない方や、その特性(社会性の障害・コミュニケーションの障害・想像力の障害)を知らない方が多いのが現状です。
 本協会では、自閉症の特性の理解を求めた啓発活動を行うとともに、知的にハンディーの無い自閉症の方・知的にハンディーの有る自閉症の方・年齢の低い方(就学前・学齢期)・年齢の高い方とそれぞれの課題に応じて部会形式にて活動をしています。

★群馬県自閉症協会の目的

1 自閉症に関する知識の普及・啓発
2 自閉症児・者の福祉に関する相談や斡旋
3 専門家及び関係機関などとの協力及び連絡
4 支部活動に関する情報提供
5 会員相互の親睦を図り、情報交換を行う
6 行政機関への働きかけ

群馬県自閉症協会の目的に向かう事業

1 自閉症の知識、ノーマライゼーションのための講演および啓発事業
2 保護者の交流の推進に関する事業
3 就学や就労、生活、福祉等に関する相談・情報提供に関する事業
4 障害児者のための療育・訓練事業
5 未就学より、就労、老後までの一貫した支援システムについての研究事業
6 専門家および関係機関との協力に関する事業
7 地域ボランティア育成事業
8 その他目的達成に必要な事業

群馬県自閉症協会の主な活動

【研修会】
 自閉症・発達障害の理解と支援の向上ための研修会などを企画・実施
【交流会】
 会員同士の親睦・情報交換

知的な発達に遅れのあるタイプ

【運動の集い】
 体育館や屋外でのレクリエーション活動
 ・青年部会(高校生以上)
 ・こども部会(小・中学生)
 ・バスハイク
【療育キャンプなどの余暇支援】
 ・療育キャンプ・クリスマス会など
【くまさんクラブ】
 ・初めて自閉症と出会った就学前後の保護者同士の話し合いと研修

知的な発達に遅れのないタイプ

【高機能部会ぴゅあクラブ】
<親の活動>
 ・臨床心理士と親のグループミーティング、学習会・研修会、親サロン
<本人の活動>
 ・パン作りと楽しい調理室、レクリエーション交流会、少人数の交流会

ご一緒に活動しませんか!!

ご入会のご案内

 

会長挨拶

 私たちは「自閉症でOK!自閉スペクトラム症の人が地域で笑顔で暮らせる社会」をモットーに、必要な支援を受けることによって、自閉スペクトラム症の人たちが地域で社会の一員として自立して生きていけることを目指し活動しています。
 自閉スペクトラム症の人への支援体制の枠組みは整備されつつありますが、その障害特性については、まだ社会全体に十分理解されているとはいえず、本人及び家族が、生活上の広汎な領域で生きにくさ、困難さを感じています。地域社会の中にもっと理解者が増え、自閉スペクトラム症の障害特性に応じた支援が当たり前のものとなり、障害があっても人として当たり前の暮らしのできる社会の実現を願っております。

 

群馬県自閉症協会
 会長 高森 勉