2021年9月30日に行われた、自閉症協会主催 2021年度第2回正会員向けセミナー”感情・アンガージメント” 館林・邑楽会場地区会の報告です。
講師:北條千晴先生(医療法人双信会 柴田メンタルクリニック)
目次
2021年度 第3回正会員向けセミナー ”感情・アンガージメント”
9月30日(木)午前中。
勢力の大きい台風が近づいているとのことで、雨・風の影響が心配されましたが、無事 館林市三の丸芸術ホール(研修室)にて 勉強会を開催することができました。
昨年、北條先生の回に参加した方が、今回も参加。
繰り返しお話を聞くことで、内容の理解が深まったことと思います。
ですが、まだまだ継続的に勉強することが、大事な分野だと痛感しました。
北條先生は、ここ数年 地区会講師を引き受けてくださっています。
いつも早めに来てくださり、セッティングなどを手伝ってくださいながら、ご自身で参加された研修などのお話をしてくださいます。
係はちょっとお得な時間を北條先生から頂いています
勉強会の内容
*昨年度の簡単に復習
- 感情を脳機能で考えてみよう
- 認知行動療法
出来事→思考→<行動⇔感情⇔身体症状>
~今日の話~
1)感情の定義
- 定義
- 恐怖・悲しみ・不安・怒り
- ネガティブな感情について、どう考えると良いか
2)脳機能モデル(脳の構造)
- 脳機能 表(子ども発達科学研究所より)
- 脳機能モデルからASD・ADHDを考える
- 脳の6つの基本原則(子ども発達科学研究所より)
〜人(脳)によって 情報の入り方は違うよね
3)ABC分析
4)アンガーコントロール
- 怒りについて
- 自分の怒りと向き合う
- アンガーコントロールの10原則
- 認知的対処法
等々
子どもに、感情のコントールが出来るようになって欲しい。
感情のコントロールが出来れば、様々なトラブルが回避できる。
誰か、子どもに感情のコントロールができるように教えてくれないかなぁ? と考える大人がいるかもしれません。
でも その前に 大人の自分が感情のコントロールが出来ている?
大人の自分が感情のコントロールしている行動を見本として示せる?
視覚的学習者のASDの子どもたちは、見て学ぶ。
子どもにしつけや、教育をしようとする時、 大きな声をだして、険しい表情で子どもに伝えていない?
大きな声で険しい表情で人に伝えればいいと子どもは間違って学んでしまっていない?
視覚的に学ぶASDの子どもたちに大人として教え導くために、まず、大人の自分自身が感情のコントロールを身につけることがとても大事。
反省、反省、反省した勉強会でした。
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